2018年のテーマ

2017

2018

今年のテーマは「iOSアプリエンジニアをやめる」です。

とはいってもAndroidやサーバーサイドをやるとかではなく、業務では引き続きiOSアプリを作っていきます。なぜこのテーマにしたかは以下の理由から。

視野を広げる

2017年はiOSアプリの設計についてあれこれ考えていた結果、モバイルアプリもデスクトップアプリもWebフロントエンドも共通の関心ごとがあることに気づき、GUIアプリケーションという枠で抽象化して考えることができるようになった。今年はさらに視野を広げてHCI(Human Computer Interaction)について考えていきたいと思ってる。要するにGUIだけじゃなく、人間とコンピュータのあいだのインターフェースについて考えていくということです。2017年にスマートスピーカーが次々とリリースされたりして、数年後の僕らは「画面を作ってAPI叩いて表示して」ということをやっていない可能性があるな、という予感がありました。そんなとき同僚にHCIという研究分野があることを教えてもらって興味を持ったのがきっかけです。

領域を広げる

視野だけ広がって頭でっかちにならないように実装力もつけていく。iOSに関しては何年もやってきたこともありだいたいのことができるようになったので、それ以外の領域のコードをガンガン書いていきたい。ということで元旦の今日はElectron+Vueをやっていました。もともとゲームプログラミングから入ったこともあって、どうしてもクライアントサイドに興味がある人間なのでそちらをメインに。必要ならサーバーサイドのコードも書くぞ。

未来を考える

10年後どうなっていたいか。そのために5年後・3年後にどうなっている必要があるかを考えていた。でも2017年は「変化の始まり」という感じの年だったから、これからの数年で大きな変化があることは予想できるけど、具体的に10年後どうなっているかは正直わからない。でも、少なくともそのときに消極的理由でiOSアプリエンジニアをやっているのは嫌だなと思った。できるだけ最先端にいたいし、これだ!という技術が見つかったとき、すぐに行動に移せるように準備をしておく。これまではiOSの新機能とかも様子見しつつ必要になったらやる、というスタンスだったけど、おもしろそうなものはそれを使ってとりあえず何か作ってみるくらいの貪欲さは持っておきたい。

後輩ができる

これまでiOSに関しては単独でもくもくと開発していくスタイルが多かったけど、今年からアプリエンジニアの後輩ができるので、僕の持ってる知識とか経験をさっと伝授して引退したい。たぶんすぐに追い越される気がしている。

まとめ

ほんとは「最先端」にしようと思ったけど、紅白のPerfumeのやつ見たら「最先端」までの距離がすごいあるなと思ってやめた。仕事では引き続きiOSアプリエンジニアだけど、自分なりの変化の年にしたいのでテーマは「iOSアプリエンジニアをやめる」です。