macとiPhoneで手軽にバ美肉する(リモートワーク向け)
新コロの影響でここ一ヶ月ほど在宅勤務をしております。リモートMTGの際に見える同僚の部屋の風景はもはや見慣れたものとなり、人々は模索を始めました。
GMO ペパボのリモートワーク状況 2020 - ペパボテックブログ
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僕のいるチームの朝会もカエルになってしまった人や靴下になってしまった人などが現れました。この流れに乗っていきたいところです。弊社では毎週バビランチというバ美肉周辺の技術やトレンドについて話すランチをやっているので、せっかくですしそこで得た知見を活かしてみましょう。
在宅勤務の様子です pic.twitter.com/BWxPr7ULLe
— 🌮 (@putchom) 2020年2月26日
全体の流れ
REALITY(iPhone) → QuickTime Player → CamTwist → Meetなど
ゴールはアバターでMeetに登場することです。手軽さを重視したいので今回はVR機器の使用・有償ソフトウェアの使用・コードを書いたりモデリングして自作するなどはなしでいきます。
※社内向け
うちだと会社のPCに個人端末繋ぐのはNGなので、個人PCからMeetに繋ぐ必要があり若干めんどうです。モバイルアプリエンジニアなど検証端末を持ち帰っている人は検証端末を使うとよさそう(僕もそうしています)。
REALITY
今回はREALITYを使ってiPhoneから受肉しました。他のアバター作成アプリでも大丈夫だと思います。サインアップしてアバターを作り、タブの配信っぽいところを押すと全画面でフェイストラッキングできる画面にいけます。
ちなみに、1対1のMeetならiPhoneからMeetに入って画面共有するという手もあります。
QuickTime Player
macとiPhoneをUSBケーブルで繋ぎ、メニューから新規ムービー収録を選びます。録画ボタンの右側にある矢印からカメラをiPhoneに切り替えます。
CamTwist
QuickTime Playerから直接Meetに繋ぐことはできないので、仮想カメラが必要になります。WindowsだったらOBS-VirtualCamが便利ですが、macでは使えないので探した結果CamTwistというアプリが使えそうでした。
使い方はまだちゃんと理解してないので解説はできませんが、ノリと勢いでなんとかなりました。設定はこんな感じです。そのうち背景とかも設定したい。
あとデフォルトだと画質が悪いのでPreferencesからVideo Sizeを大きくしておくとよさそうです。
注意点として、僕や同僚の環境では設定直後はMeet側でCamTwistを検出できないという現象が起こりました。その日は諦めて次の日Meetに入ろうとしたときには検出されていたので、時間差があるかなにかを再起動する必要がありそうです。このへん詳しい人がいたら教えてほしい。
Meetなど
設定からカメラ入力をCamTwistにします。カメラ入力を受け取れるならなんでも大丈夫だと思うので、Meetに限らずZoom・Discord・Skypeなどでもできるはずです。
僕は美少女になりましたが、同僚は自分の特徴を拾ってアバターを作っていました。そういうのもアリだと思います。NEW GAME!ってこういうことだったんですね。
声は?
GarageBandのVocal Transformerでボイチェンできますが、ボイチェンは人によって合う合わないあるので難しいかもしれません。僕自身はこのやり方の適正があるのですが、声まで変えるとリモート会議に混乱を巻き起こすかもと思ったので、変えずにやっています。やり方は過去に同僚が解説した記事があるのでそっちを参考にしてみてください。iPhone版での解説ですがmac版のGarageBandでも同じことができます。
音声に関しても仮想オーディオIOが必要です。ここでは解説しませんが、SoundflowerとかLadioCastとかでググるとなにかしらわかると思います。
注意点
・macが若干重くなるのでスペックによっては生産性を落としてしまう可能性がありそうです。
・チームや上司の理解を得られるかは探っておきましょう。この記事を実践して怒られても知りません。
・同僚が突然美少女になると若干脳がバグるらしいです。頭をすごく使うタイプのリモート会議ではやらないか自分に似せるタイプのアバターを使うほうがいいかもしれません。